ピーマンを育てていると、必ず一度は迷うのが「いつ収穫すればいいのか」というタイミングです。実がつき始めると嬉しさと同時に、「まだ小さい?」「もう取っていい?」「大きくなるまで待つべき?」と判断に悩む場面が出てきます。
収穫が早すぎると小さくて物足りない気がしますし、遅すぎると固くなったり株に負担がかかったりするのではと心配になりますよね。ですが、ピーマンの収穫はそこまで神経質にならなくても大丈夫です。
実はピーマンは“幅のある野菜”です。
ある程度の大きさに達していれば収穫して問題ありませんし、少し早めでも少し遅めでも致命的な失敗になることはほとんどありません。
大切なのは、「完璧な瞬間」を探すことではなく、基本の目安を知っておくことです。
例えば、大きさ・色・開花からの日数・実のツヤなど、いくつかのサインを総合的に見ることで、自然と判断できるようになります。ひとつの基準だけに頼るのではなく、いくつかのポイントを組み合わせて見ることが安心につながります。
また、収穫のタイミングは株の状態とも深く関係しています。実を長くつけすぎると株に負担がかかることがありますし、こまめに収穫することで次の実つきがよくなることもあります。収穫は“ゴール”ではなく、“次につなげる管理の一部”でもあるのです 🌱
さらに、赤くなるまで待つ完熟どりという選択肢もあります。甘みや栄養価を重視するなら赤くなるまで待つ方法もありますが、その分株への負担は大きくなります。収穫方法に正解はひとつではなく、目的によって変わります。
「失敗したくない」と思うほど迷ってしまいますが、ピーマンは比較的寛容な野菜です。多少のズレがあっても、十分おいしく食べられます。
この記事では、
・収穫の目安となる大きさ
・開花からの日数
・色やツヤの見分け方
・早どりと完熟どりの違い
・株への負担を考えた収穫ペース
これらを整理しながら、初心者でも安心して判断できる基準をわかりやすく解説していきます。
焦らず、比べすぎず、基本の目安を押さえること。
それだけで、収穫の不安はぐっと減ります 🫑✨
ピーマン栽培の全体の流れや判断基準をまとめて知りたい方は、ピーマン栽培の基礎まとめページもあわせてご覧ください。育て方・水やり・肥料・収穫・トラブルまで体系的に整理しています。
この記事で解ること 🫑
✅ ピーマンの収穫に適した大きさと日数の目安
✅ 色・ツヤ・張りから見分ける適期サイン
✅ 早どりと完熟どりの違いと考え方
✅ 株に負担をかけない収穫ペースの基本
ピーマンの収穫タイミングを見極める基本ポイント 🌱
・収穫の目安となる大きさはどれくらいか 📏
・開花から収穫までの日数の目安 📅
・色で判断する場合の考え方 🎨
・ツヤと張りから見る適期サイン ✨
・早どりと完熟どりの違い 🔄
収穫の目安となる大きさはどれくらいか 📏

ピーマンの収穫で最もわかりやすい判断材料が「大きさ」です。実が育ってくると、「まだ小さい?」「もう少し待つべき?」と迷うことがありますが、まずは基本の目安を知っておくと安心です。
一般的な緑ピーマンの場合、長さ6〜8cm前後がひとつの目安になります。スーパーに並んでいるサイズを思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。指で軽く持ったときに、しっかりと重みを感じる程度まで育っていれば、収穫して問題ありません。
ただし、これはあくまで目安です。品種によってやや大きさは異なりますし、株の状態によっても成長スピードは変わります。数字だけで厳密に判断しなくても大丈夫です。
大切なのは、「十分に膨らんでいるかどうか」です。実が細長く尖った状態のままではなく、丸みが出てふっくらとしている状態になっていれば、基本的には収穫適期に入っています。
また、表面のツヤも合わせて確認するとより安心です。若い実はマットな質感ですが、適期に近づくと表面に自然な光沢が出てきます。このツヤと大きさがそろっていれば、ほぼ問題ありません ✨
「もっと大きくなるのでは?」と欲張って待ちすぎると、株に負担がかかることがあります。ピーマンは実をつけ続ける野菜なので、大きくなった実をそのままにしておくと、次の実つきが遅れることもあります。
逆に、やや小さめで収穫しても大きな失敗にはなりません。早どりは株への負担が軽くなり、その後の着果が安定するメリットもあります。多少サイズが小さくても、味が極端に落ちるわけではありません。
家庭菜園では、「完璧なサイズ」を狙いすぎないことがポイントです。
6〜8cm前後、丸みがあり、ツヤが出ている。
この3つがそろっていれば十分な目安になります。
また、最初の1〜2個はやや早めに収穫するのもおすすめです。株の成長を促し、全体のバランスを整える効果があります。特に植え付け初期は、実を長くつけすぎないことが株の安定につながります 🌱
収穫は「正解がひとつ」の作業ではありません。
目安を押さえたうえで、株の様子を見ながら判断する。それだけで十分です。
少し小さくても大丈夫。
少し大きくても問題ありません。
ピーマンは比較的寛容な野菜です。
大きさをひとつの目安にしながら、安心して収穫していきましょう 🫑📏
開花から収穫までの日数の目安 📅

ピーマンの収穫時期を考えるとき、「開花から何日くらいで取れるのか」はひとつの分かりやすい基準になります。目に見える大きさだけでなく、日数を知っておくことで、より安心して判断できるようになります。
一般的には、開花から約15〜20日前後で緑ピーマンとして収穫できるサイズに育つことが多いとされています。気温が高い時期はやや早まり、気温が低いと少し時間がかかる傾向があります。
ただし、これはあくまで目安です。
天候、日照時間、気温、肥料の状態、水やりの管理などによって成長スピードは変わります。特に真夏は成長が早く、10日程度で一気に膨らむこともありますし、梅雨時や気温が低い時期は3週間近くかかる場合もあります。
そのため、「20日経ったのに小さい=失敗」と考える必要はありません。日数はあくまで“補助的な判断材料”として使うのが安心です。
また、完熟させて赤ピーマンとして収穫する場合は、緑で収穫できるタイミングからさらに2〜3週間程度かかることがあります。赤く色づくまでには時間が必要で、その間は株に実をつけ続けることになります。
ここで意識したいのが、「株への負担」です。開花から長期間実をつけていると、株の体力が消耗します。特に家庭菜園では、実を長くつけすぎると次の花つきや実つきに影響することがあります。
そのため、
・たくさん収穫したいなら15〜20日目安で緑収穫
・甘みや栄養を重視するなら完熟まで待つ
というように、目的で選ぶのが現実的です。
日数をカレンダーで厳密に数える必要はありませんが、花が咲いた日をなんとなく覚えておくと判断が楽になります。家庭菜園では、「そろそろ2週間くらいかな?」という感覚で十分です。
また、開花後しばらくしても実が膨らまない場合は、気温や栄養状態を見直すサインになります。この点は⑤「実がならない原因」ともつながりますが、日数だけで判断せず、株全体の勢いを見ることが大切です。
ピーマンは環境に左右される野菜です。
だからこそ、日数は“絶対基準”ではなく“参考目安”。
15〜20日をひとつの目安にしつつ、
大きさ・ツヤ・株の状態と合わせて判断する。
それだけで、収穫の迷いはぐっと減ります 🫑📅
色で判断する場合の考え方 🎨

ピーマンの収穫タイミングを考えるとき、「色」はとても分かりやすい判断材料になります。特に、緑のまま収穫するのか、それとも赤くなるまで待つのかで迷う方は多いのではないでしょうか。
まず知っておきたいのは、緑の状態でも十分に収穫適期に入っているということです。スーパーで売られている一般的なピーマンのほとんどは緑の状態で収穫されたものです。つまり、緑=未熟で失敗というわけではありません。
ピーマンは本来、完熟すると赤く色づきます。緑は「若い段階」、赤は「完熟段階」と考えると分かりやすいでしょう。赤くなるまで待てば甘みや栄養価は高まりますが、その分、株への負担も大きくなります。
色で判断するときの基本は、
・緑でツヤがあり、十分な大きさなら収穫OK
・赤く色づいたら完熟どりのタイミング
というシンプルな考え方で十分です。
また、色の変化はゆっくり進みます。ある日突然真っ赤になるわけではなく、緑の一部が薄くなり、少しずつ色が変わっていきます。この段階で収穫しても問題はありませんし、完全に赤くなるまで待っても構いません。
ただし、赤くなるまで待つ場合は、株の様子をよく観察することが大切です。葉の勢いが弱っている、花が減っているなどのサインがある場合は、完熟を待たずに収穫するほうが株にやさしいこともあります 🌱
また、品種によっては黄色やオレンジに変わるタイプもあります。これは異常ではなく、その品種本来の特性です。色が変わること自体をトラブルと考えなくて大丈夫です。
「色が濃くならない」「赤くならない」と不安になることもありますが、気温や日照条件によって色づきのスピードは変わります。必ず赤くしなければならないという決まりはありません。
家庭菜園では、
・収穫数を増やしたいなら緑で収穫
・甘みや彩りを楽しみたいなら完熟まで待つ
というように、目的に合わせて選ぶのが現実的です。
色は“成功か失敗か”を判断するものではなく、“どう収穫するか”を選ぶための目安です。
緑でも十分おいしい。
赤なら甘みが増す。
どちらも正解です 🫑🎨
迷ったら、株の元気さと実の張りを優先して考えましょう。それだけで、収穫の判断はぐっと楽になります。
ツヤと張りから見る適期サイン ✨

ピーマンの収穫タイミングを見極めるうえで、実はとても頼りになるのが「ツヤ」と「張り」です。大きさや日数も目安になりますが、最終的な判断では、この見た目の変化がとても分かりやすいサインになります。
まず注目したいのは、表面のツヤです。若い実はどこかマットな質感で、ややくすんで見えることがあります。しかし、収穫適期に近づくと、皮に自然な光沢が出てきます。光が当たるとツルっと反射するような状態になれば、成熟が進んでいるサインです。
次に見るのが「張り」です。指で軽く触れたとき、しっかりと弾力を感じる状態が理想的です。柔らかくふにゃっとしている場合は未熟か、水分バランスが崩れている可能性があります。逆に、皮がパンと張っているような感触であれば、十分に育っています。
ここで大切なのは、「硬さ」と「張り」を混同しないことです。硬すぎるから良いわけではありません。あくまで、内側からふくらんでいるような自然な張りが目安です。
また、シワの有無も参考になります。収穫適期を過ぎると、表面にわずかなシワが出てくることがあります。これは水分がやや抜け始めているサインです。多少であれば問題ありませんが、明らかにハリがなくなっている場合はやや遅れ気味といえます。
ツヤと張りは、大きさと合わせて総合的に見るのがコツです。
・十分なサイズ
・自然な光沢
・弾力のある張り
この3つがそろえば、ほぼ安心して収穫できます。
さらに、ヘタの状態も確認するとより確実です。ヘタがみずみずしく、鮮やかな緑色であれば株の状態も良好な証拠です。ヘタが乾き始めている場合は、やや収穫が遅れている可能性があります。
家庭菜園では、毎日観察できることが強みです。昨日よりツヤが出てきた、張りが強くなった、といった変化に気づけると、自然と判断ができるようになります。
難しい知識よりも、「見て感じる感覚」を大切にしましょう。
ピーマンは比較的わかりやすくサインを出してくれる野菜です 🌱
完璧な瞬間を探す必要はありません。
ツヤと張りが整ったと感じたら、それがあなたの収穫適期です 🫑✨
早どりと完熟どりの違い 🔄

ピーマンの収穫タイミングでよく迷うのが、「早どりするか、それとも完熟まで待つか」という選択です。どちらが正解なのか気になりますが、結論から言えばどちらも間違いではありません。目的によって選び方が変わるだけです。
まず、早どりとは、緑色のうちに適度な大きさになった段階で収穫する方法です。一般的に家庭菜園や市場に出回るピーマンの多くはこのタイミングで収穫されています。
早どりのメリットは、株への負担が軽いことです。実を長くつけ続けると株の体力が消耗しますが、早めに収穫することで次の花つきや実つきが安定しやすくなります。収穫量を増やしたい場合や、長く楽しみたい場合には早どりが向いています。
味の面では、早どりのピーマンはほどよい苦味とシャキッとした食感が特徴です。炒め物などに使いやすく、扱いやすいサイズでもあります。
一方、完熟どりは、緑の状態からさらに時間をかけて赤く色づくまで待って収穫する方法です。完熟することで糖度が上がり、苦味がやわらぎ、甘みが増します。また、βカロテンやビタミンCの含有量も高まる傾向があります。
完熟どりのメリットは、甘みと栄養価を楽しめることです。サラダや彩りを重視する料理に向いています。赤くなったピーマンは見た目にも華やかです。
ただし、完熟まで待つ場合は注意点もあります。実を長くつけ続けるため、その間は株の栄養がその実に集中します。株の勢いが弱っている場合や、次の実をたくさんつけたい場合には、完熟どりを続けすぎないほうがよいこともあります。
つまり、
・収穫量を優先するなら早どり
・甘みや栄養を重視するなら完熟どり
という考え方が基本です。
どちらかに固定する必要はありません。シーズン前半は早どりで株を安定させ、後半に完熟どりを楽しむ、といった使い分けも可能です。
家庭菜園は“選べる楽しみ”があるのが魅力です。スーパーでは緑が一般的ですが、自分で育てているからこそ、赤くなるまで待つという贅沢な選択もできます 🌱
早どりでも失敗ではありません。
完熟どりでも間違いではありません。
目的に合わせて選ぶだけで大丈夫です 🫑🔄
収穫が遅れた場合と早すぎた場合の見分け方 ⚖️
・収穫が遅れるとどうなるか ⏳
・大きくなりすぎた実は食べられるか 🍽️
・早どりしても問題ないのか 🤔
・赤くなるまで待つメリットと注意点 🔴
・株への負担を考えた収穫ペース 🌿
収穫が遅れるとどうなるか ⏳

ピーマンの実が大きく育ってくると、「もう少し大きくなるかも」と思って収穫を先延ばしにしてしまうことがあります。では、収穫が遅れた場合、どんな変化が起こるのでしょうか。
まず最初に知っておきたいのは、多少遅れてもすぐにダメになるわけではないということです。ピーマンは比較的丈夫な野菜で、1〜2日収穫が遅れた程度で大きな問題が起きることはほとんどありません。
ただし、長期間つけたままにしておくと、いくつかの変化が現れます。
ひとつは、実がさらに大きくなり、皮がやや厚くなることです。食感が少し硬く感じられることがありますが、十分に食べられます。味が極端に落ちるわけではありません。
もうひとつは、色の変化です。緑の実が徐々に赤く色づき始めることがあります。これは自然な成熟過程で、異常ではありません。赤くなること自体は問題ではなく、むしろ甘みが増しているサインです。
注意したいのは「株への負担」です。実を長くつけ続けると、株の栄養がその実に集中し、新しい花や実がつきにくくなることがあります。特に家庭菜園では、実をつけすぎると株全体の勢いが落ちることがあります。
例えば、
・花が減ってきた
・葉の色がやや薄くなってきた
・新しい実が小さい
といった変化が見られる場合は、実を早めに収穫するほうが株にとっては負担が軽くなります 🌱
また、長くつけすぎると表面にシワが出たり、張りが弱くなったりすることがあります。水分が抜け始めているサインです。この段階でも食べられますが、やや遅れ気味といえます。
ただし、「遅れた=失敗」ではありません。
少し大きくなりすぎた実も、調理法を工夫すれば十分おいしく食べられます。炒め物や煮込み料理に使えば問題ありません。
大切なのは、“次につなげるための収穫”という意識です。
実を取ることで株はリセットされ、次の実をつけやすくなります。
収穫が少し遅れても、焦る必要はありません。
その実を収穫して、株の様子を見ながら次を待てば大丈夫です 🫑⏳
ピーマンは寛容な野菜です。
完璧なタイミングを逃しても、挽回は十分に可能です。
大きくなりすぎた実は食べられるか 🍽️

収穫のタイミングを逃してしまい、思った以上に大きくなったピーマンを見ると、「これ、もうダメかな?」と不安になることがあります。ですが結論から言えば、ほとんどの場合、問題なく食べられます。
ピーマンは実が大きくなりすぎたからといって、急に有害になるような野菜ではありません。多少サイズが大きくなっても、腐敗や異常がなければ十分に調理して食べることができます。
大きくなりすぎた場合に起こる主な変化は、皮がやや厚くなることと、種がしっかり育つことです。食感が少し硬めになったり、内側のワタや種が増えたりすることはありますが、味が極端に落ちるわけではありません。
むしろ、成熟が進んで赤く色づき始めている場合は、甘みが増していることもあります。緑のままでも、しっかり育った実は肉厚になり、炒め物などでは存在感が出ます。
気をつけたいのは「傷み」との見分けです。
・表面にカビが出ている
・異臭がする
・柔らかく溶けるような状態になっている
このような場合は別ですが、単に“大きい”だけであれば問題ありません。
また、株の上で長くついていた実は、水分がやや抜けてシワが出ることがあります。この場合も、完全に腐っていなければ食べられます。炒め物や煮込み料理に使えば、気になりにくくなります。
家庭菜園では、「ちょうどいいサイズ」を逃してしまうことは珍しくありません。毎日観察できるとはいえ、数日見ない間にぐっと成長することもあります。
ですが、それは失敗ではありません。
むしろ、大きく育った実を見ることができたのは、株が元気だった証拠でもあります 🌱
どうしても皮の硬さが気になる場合は、縦に細切りにしたり、軽く火を通してから使うと食べやすくなります。種が多い場合は取り除いても構いません。
大切なのは、「大きくなった=処分しなければならない」と考えないことです。
ピーマンは比較的寛容な野菜です。
サイズが多少前後しても、十分においしく食べられます 🫑🍽️
収穫が遅れたとしても、それは学びのひとつ。
次の実のタイミングを考えるきっかけになります。
安心して、上手に活用していきましょう。
早どりしても問題ないのか 🤔

実がつき始めたばかりのピーマンを見ると、「まだ少し小さい気がするけれど、取っても大丈夫かな?」と迷うことがあります。せっかく育てた実を早く取りすぎてしまったらもったいない、と思ってしまいますよね。
ですが結論から言えば、ある程度の大きさになっていれば早どりしても問題ありません。
ピーマンは未熟果の段階でも食べられる野菜です。市場に出回っているものも、完熟前の緑の状態で収穫されたものがほとんどです。つまり、「赤くなるまで待たないといけない」ということはありません。
では、どの程度なら早どりといえるのでしょうか。
目安としては、長さが5〜6cmほどあり、実に丸みが出てきた段階であれば収穫可能です。少し小ぶりでも、張りがありツヤがあれば十分食べられます。
むしろ、早どりにはメリットもあります。
まず、株への負担が軽くなることです。実を長くつけ続けると株の体力が消耗しますが、早めに収穫することで次の花や実がつきやすくなります。特に栽培初期は、最初の実をやや早めに取ることで株の成長が安定します。
また、小ぶりのピーマンはやわらかく、苦味も比較的穏やかです。炒め物や肉詰めなどに使いやすく、家庭菜園ならではの楽しみともいえます。
「小さい=未完成」と思いがちですが、ピーマンは途中段階でも十分に収穫対象になります。むしろ、適度に早どりを繰り返すことで、収穫量が安定することもあります。
ただし、極端に小さい段階、まだ細長く膨らみきっていない状態では、もう少し待ったほうがよいでしょう。丸みが出てからがひとつの目安です。
家庭菜園では、完璧なサイズを狙いすぎるよりも、株の状態を見ながら柔軟に判断することが大切です。
・株を長く元気に保ちたいなら早どり
・甘みを重視するならやや遅め
このように目的で選ぶだけで十分です。
早どりは失敗ではありません。
むしろ、上手な管理のひとつです 🌱
迷ったら、「少し小さいかな?」と思う段階でひとつ収穫してみるのもよい経験になります。味や食感を比べてみることで、自分なりの基準が見えてきます。
ピーマンは柔軟な野菜です。
少し早くても、きちんとおいしく食べられます 🫑✨
赤くなるまで待つメリットと注意点 🔴

ピーマンを育てていると、一度は「赤くなるまで待ってみようかな」と思うことがあるのではないでしょうか。緑の実が少しずつ色づいていく様子を見るのは、家庭菜園ならではの楽しみです。
まず、赤くなるまで待つ最大のメリットは甘みが増すことです。完熟すると糖度が上がり、緑特有の苦味がやわらぎます。生食にも向きやすくなり、サラダやマリネなどで彩りを楽しむことができます。
さらに、栄養面でもメリットがあります。赤ピーマンは緑の段階よりもビタミンCやβカロテンの含有量が高まる傾向があります。⑥で解説した通り、色の変化は栄養の充実とも関係しています。
つまり、完熟どりは「味」と「栄養」を楽しむ方法といえます。
ただし、注意点もあります。
まず、赤くなるまでには時間がかかります。緑で収穫できる時期から、さらに2〜3週間程度かかることもあります。その間、株はその実に栄養を送り続けます。
そのため、株への負担が大きくなるという点は意識しておきたいポイントです。特に実をたくさんつけている株では、完熟を待ちすぎると新しい花つきが悪くなることがあります。
例えば、
・新しい花が減ってきた
・葉の勢いが弱くなった
・実の肥大が遅くなった
といった変化が見られる場合は、完熟を待たずに収穫するほうが株にやさしいこともあります 🌱
また、気温や日照条件によっては、色づきが遅い場合もあります。必ず真っ赤にしなければならないという決まりはありません。途中で収穫しても問題ありません。
家庭菜園では、すべてを完熟にする必要はありません。
例えば、
・シーズン前半は早どり中心
・株が安定したら数個だけ完熟どり
といったように、バランスをとるのがおすすめです。
赤くなるまで待つことは“特別な楽しみ”ですが、“必須条件”ではありません。
緑で収穫しても十分おいしい。
赤くすれば甘みと栄養が増す。
どちらも正解です 🫑🔴
無理に完熟を目指すのではなく、株の様子を見ながら選ぶこと。それが結果的に長く収穫を楽しむコツになります。
株への負担を考えた収穫ペース 🌿

ピーマンの収穫は「実を取る作業」であると同時に、「株を管理する作業」でもあります。タイミングだけでなく、どのくらいのペースで収穫するかを意識することで、株の元気さは大きく変わります。
まず知っておきたいのは、実をつけ続けること自体が株にとってはエネルギー消費であるという点です。実が大きくなる間、株は栄養や水分をその実に送り続けます。実を長くつけたままにすると、その分だけ株の体力が使われます。
そのため、基本の考え方は「こまめに収穫する」です。
目安としては、適期に達した実は早めに収穫し、株に余力を持たせることが理想です。特に栽培初期は、最初の数個をやや早めに収穫すると、株がぐっと安定しやすくなります。
また、同時にたくさんの実がついている場合は、バランスを見ながら間引くように収穫するとよいでしょう。すべてを完熟させようとすると、株に大きな負担がかかります。
収穫ペースの目安としては、
・適期に達したら数日以内に収穫
・1株に実が集中しすぎないように調整
・株の勢いが落ちてきたら早どりを増やす
このような意識があれば十分です。
逆に、株が元気で葉も濃く、次々に花が咲いている場合は、多少完熟どりを楽しんでも問題ありません。株の状態に合わせて柔軟に変えることが大切です 🌱
また、収穫後の株の様子も確認しましょう。実を取った後に新しい花芽が増える、枝の伸びがよくなるといった変化があれば、ペースは適切です。
家庭菜園では、「たくさん収穫したい」という気持ちが強くなりますが、焦らなくて大丈夫です。ピーマンは定期的に収穫を続けることで、長く実をつける野菜です。
完璧な日を待つよりも、
株と相談しながらこまめに取る。
それが結果的に収穫量を安定させるコツです 🫑🌿
収穫は終わりではなく、次の実を育てるためのスタート。
株の負担を軽くしながら、長く楽しんでいきましょう。
結論|収穫は「完璧」を目指さなくて大丈夫 🫑
ピーマンの収穫タイミングは、数字だけで決まるものではありません。大きさや日数、色やツヤといった目安はありますが、それらはあくまで“判断を助ける基準”です。
少し早くても問題ありません。
少し遅れても大きな失敗にはなりません。
ピーマンは比較的寛容な野菜で、多少のタイミングのズレはきちんと受け止めてくれます。完璧な瞬間を探し続けるよりも、「今がちょうどよさそう」と感じたときに収穫するほうが、気持ちよく育てられます。
また、収穫はゴールではなく、次の実につなげるための大切な管理作業でもあります。適期にこまめに収穫することで、株は安定し、長く実をつけ続けてくれます。
完熟どりを楽しむのもよいですし、早どりで収穫量を増やすのもよい方法です。どちらか一方が正解というわけではありません。株の状態や育て方の目的に合わせて選ぶことが、家庭菜園のいちばんの楽しみでもあります 🌱
もしタイミングが少しずれてしまっても、それは経験になります。次の実で調整すれば大丈夫です。ピーマン栽培は“やり直しがきく”野菜です。
大きさ・色・ツヤ・日数。
いくつかの目安を参考にしながら、最後は自分の感覚で判断していきましょう。
収穫は難しい作業ではありません。
目安を知っていれば、迷いは自然と減っていきます。
焦らず、比べすぎず、株と向き合いながら。
それだけで、ピーマン栽培はしっかり楽しめます 🫑✨
🌱 ピーマン栽培をさらに理解したい方へ
今回の内容以外にも、水やり・肥料・葉トラブル・実がならない原因・収穫の判断基準などをまとめて確認したい場合は、ピーマン栽培の基礎まとめページがおすすめです。状況に合わせて次に読む記事を選べるよう整理しています。
まとめ|ピーマンの収穫で失敗しない15のポイント 🫑
・収穫の目安は長さ6〜8cm前後
・丸みがあり十分に膨らんでいれば収穫可能
・表面に自然なツヤが出ているかを確認する
・指で触れて弾力と張りがあるかを見る
・開花から15〜20日がひとつの目安
・日数は絶対ではなく環境で前後する
・緑の状態でも十分に収穫適期
・赤くなるまで待つと甘みと栄養が増す
・完熟どりは株への負担がやや大きい
・早どりは株を元気に保ちやすい
・大きくなりすぎても基本的には食べられる
・表面にシワや柔らかさが出たらやや遅れ気味
・適期に達した実はこまめに収穫する
・実をつけすぎると次の花つきに影響することがある
・目的に合わせて収穫タイミングを選べばよい
